つるかめキッチン|あさりの深川煮弁当

食べた感想

Dr.つるかめキッチン 糖質制限気づかい御膳 | 8食目 | あさりの深川煮弁当

深川めしは、東京を代表する郷土料理

つるかめキッチン のお弁当、6日目の8食目です。メニューは「あさりの深川煮弁当」。
深川煮についてですが、江戸時代、現在の東京都 江東区あたりが発祥とされる料理です。今では想像もつきませんが、深川では昔、海が広がり、良質なあさりやカキがたくさんとれたそうです。そんな中で「深川めし」は漁師さんのまかない食として広まりました。
味付けには、味噌味の「ぶっかけめし」としょうゆ味の「炊き込みご飯」とあり、家庭料理としてはしょうゆ味の炊き込みご飯が普及しています。鬼平犯科帳などで知られる作家 池波正太郎さんも「深川めし」の大ファンで、晩年自宅でよく作っていたといわれています。今回のつるかめきっちんの深川煮は、そんな名物の味を踏襲しています。以下、詳細レポートです。
参考サイト:郷土料理百選パンフレット_農林水産省

あさりの深川煮弁当

画像はレンジから温めてすぐの状態です。600Wで4分20秒温めました。規定より20秒長い時間です。

つるかめキッチン|あさりの深川煮弁当
あさりの深川煮弁当

【あさりの深川煮】
あさり、ねぎ、ごぼう、あわせみそ、乾燥しいたけ、しょうが
【ナスのトマトソース】
揚げなす、牛肉、トマトソース、玉ねぎ、にんじん、オリーブオイル、白ワイン
【大根とウィンナーのレモン酢あえ】
大根、ポークソーセージ、レモン、ドライパセリ
【ほうれんそうのおひたし】
ほうれん草、油揚げ

【消費期限】2021年2月11日
【カロリー】223kcal
【食塩】1.9g

ぷりぷりのあさり、ふんわりねぎとごぼう | ごはんとの相性も抜群です

追加したおかず

追加したおかずは沖縄産もずく、赤米の雑穀ごはん、かぼちゃと大根と玉ねぎのお味噌汁です。
玉ねぎや大根は冷凍ストックしているので、お味噌汁は爆速で調理完了です。最近はより薄味傾向になったためか、粉末だしを使わずにお味噌のみでも、十分美味しいと感じています。

【あさりの深川煮】

ふんわり煮とけたねぎとごぼうに、ぷりぷりのあさりがおいしいです。乾燥しいたけと生姜の風味もきいいていて、ごはんとの相性も抜群です。
ベースの味付けはあわせ味噌です。いかにもお味噌の味、といった味付けではなく、お醤油や出汁の加減が重なり、お醤油風味に近い印象です。クセがなく、とても食べやすいです。
お野菜は、消化のよさを優先すると、柔らかく、クタクタになりがちですが、あさりのぷりぷりと共に、適度な歯ごたえあってが嬉しいです。自然とよく噛んで食べられる点も、◎だと感じました。
そして何と言っても、あさりや貝類には、タウリンや亜鉛、ビタミンB12など、体に良い栄養素がたくさん含まれています。肝機能の働きを向上してくれるほか、皮膚や粘膜などの調子を高めてくれます。
一方で、せっかく長所があるのに、、、たべることを忘れてしまいがちな食材です。管理人は、昼は外食が多いのですが、思い返すと、ここ半年間でランチで貝を食べた記憶は、あさりのパスタ、しじみのお味噌汁ぐらいしかあがりませんでした。注意をして、積極的に摂っていけたら良い食材だと感じました。

また、つるかめキッチンのお弁当は、和風がおいしいと感じています。今回の深川煮も、以前実食した さわらの幽庵焼きも同様なのですが、郷土色や伝統があるような調理法を取り入れていて、こだわりを感じました
献立を作られている方たちが、食事を、文化や楽しみ、心を届けるものとして考えられているからではないかと感じました。そうした上で、栄養のことも考慮されているので、他とは違う印象を受けるのではないかなと思いました。

【ナスのトマトソース】

トマトソースと牛肉のひき肉、期待どうりのおいしさです。けれど、調理に使っているお酒が白ワインのせいか、味わうとやや軽めにも感じました。なす本来の硬さが残っている調理方法も、好みにあっていました。
ひき肉の量は多めで、見た目の印象よりも満足を感じます。また、つるかめキッチンのこれまでのおかずの傾向の中では、比較的、濃いめの味付けだと感じました。ですが、今回の他のおかずが薄味だったので、バランス的には均整が取れているように思いました。
無闇に薄味にしてしまうと、味わう楽しさが損なわれてしまいがちです。トータルで塩分量を計算しているからこそ、味つけに強弱をつけられるのだと感じました。

【大根とウィンナーのレモン酢あえ】

爽やかなレモン風味の大根&ウィンナー煮です。
味の雰囲気は、ポトフぐらいの薄いコンソメ風味に、レモン味の酸味がきいている感じです。
おそらく、非常に薄味なのですが、レモンの酸味があることで、塩味を強めに感じるような気がしました。パセリも、色合い的にもアクセントになっていて、香草としても、味が格段によくなっていると感じます。
夏場や、疲れた時に、冷めてもおいしい味だと感じました。
そんなに複雑ではなさそうなので、自分でもまねて作ってみようと思います。
今日のお弁当は、あさりの出汁の味、トマトの風味、レモンの酸味と、味にひろがりがあるタイプだと感じました。味を統一することで、和食特有の滋味を感じやすくなりますが、あまりそれが続くと、味がぼやけた印象になりがちです。反対に、メリハリが強すぎると、和食の長所が負けてしまう。
そんなところからも、全体として最適化されていると感じました。

【ほうれんそうのおひたし】

シンプルなほうれん草のおひたしです。
油揚げが入っている、少しだけ出汁の風味を感じるほうれん草です。おひたしって、自分で作ると結構な量を茹でたつもりでもまとまって小さくなってしまうので、この量で食べられるのは嬉しいなと感じます。
余談ですが、管理人は以前は、パスタだけ、めんだけ、などの食事をしてしまいがちだったのですが、つるかめキッチンをはじめて、だんだん、「主食に、おかず2〜3品のバランス」のかたちが、馴染んできたと感じます。お弁当以外での食事でも、無理のない範囲でこの形を続けたいと思いました。

まとめ

家族で同時に、「つくば鶏の香味野菜つくね弁当」「あさりの深川煮弁当」と食べましたが、今回も、健康的な和風の調理法が気に入りました。また、深川煮、深川めしは奥が深そうだけれど、調理自体はシンプルなので、自分でも試してみたいと感じました。
皆さんの、健康的な食生活のご参考になりましたら幸いです。

-食べた感想
-,